今回は古典です。 まずは、レイチェル・カーソン著『沈黙の春』。新潮文庫です。1962年に発表ということで、どこが古典? と思う方もいるかもしれません。化学物質の驚異を書いた、古典的書物、ということで。このジャンルは最近ではティオ・コルボーンの『失われし未来』がダイオキシン問題を取り上げてベストセラーになりましたね。この本はまだ読んでいません(本屋で立ち読みしただけ)。
この本ではDDTについて書かれている部分があります。DDTは枯葉剤や殺虫剤の主成分でした。この中にも書かれていますが、マラリア蚊を殺すために、殺虫剤を捲き続ける。最初は効くが、そのうち蚊に殺虫剤に適応する個体があらわれ、その個体が繁殖していく。すると、殺虫剤が効かない蚊がたくさん棲息する、と。
身につまされる内容が、美しい文章で書かれています。次は岩波文庫の市古貞次校注の『御伽草子』。誰もが知っている、鉢かづき姫、一寸法師、物くさ太郎などがあります。この本は酒呑童子がお目当てでした。しかし、平家物語の『敦盛の最期』の続編の「小敦盛」や、義経を描いた「御曹子島渡」などおもしろい話が多い! 文章も現代語訳ではなく古語のままですが、比較的読みやすい文章です。古典の入門としてもオススメです。
沈黙の春 (新潮文庫)
御伽草子 上 (岩波文庫 黄 126-1)
御伽草子 下  岩波文庫 黄 126-2