染織
短大で2年間、染織を勉強しました。その甲斐あってか、今でも染めたり、織ったりとしています。そんな中、やっと念願の新古品の織り機を買いました。織幅は1mです。私の住んでいるところは、絣の産地でして、毎年市内や近郊の市町村で絣市が開かれています。伝統工芸の絣の製品が比較的安く手に入ることも魅力の一つですが、私には製品の残り糸がかなり安く手に入ることが一番の魅力です。藍で染めた絣の糸が1綛100円から売りに出されることがあるのです。そんな糸を買い込んで、我が家の織り機にかけ、布を織っていくわけですが、それが面白いのです。どんな絣になるかは、織ってみないとわかりません。織りあがった布を見て、何を作るかも決めています。たいていはベストやジャケットになりますが。
染めに関しては、ロウケツ染めも習いましたが、今でもよく使う技法は型染めです。型染めは小紋の着物や浴衣を染める技法です。B4ほどの大きさの渋紙に紋様を切り抜いて、それを使ってパターンとして染める技法です。私は切り絵が好きなので、その延長の感覚で型染めをしています。型染めで何を作るかといえば、虫のコースターや原生動物のテーブルセンター、絵本などです。けっこうキワモノが多いですけど、線で描いて美しいものは、切り絵や型染めにしても美しい。イカダモやミカヅキモなどの植物プランクトンのパターンは美しいものになると思っています。
そんな着物、作ってみようかなあ。