幼虫、蛹になる
一番大きかったモンシロチョウの幼虫が蛹化しました。
その前に撮った終齢幼虫の頭部形態です。
鱗翅目の幼虫の幼虫の頭部形態について少々。
左右にある大きな緑色の眼のようなものは実はあごを動かす筋肉です。
眼は縦に小さく黒い点のような単眼が並んでいます。
脚は胸部に3対6本です。
腹部にある吸盤のような脚は腹脚です。鱗翅目の幼虫は4対までですが、よく似たハバチの幼虫は5対以上あります。
またハバチの幼虫の眼はつぶらでかわいらしいです(w
体の一番後ろにある吸盤のような1対の脚は、尾脚といいます。
下の図が色別にパーツを分けています。
ピンクが大顎(おおあご)です。黄緑が触覚。黒が目です。
アゲハの幼虫の目は頭の下の方に小さく6 つあります。
周りの大きなモスグリーンの部分は、顎(あご)を動かす筋肉です。
図では頭は黄色、胸は赤、腹は薄緑にしています。脚は青、翅は水色です。
アリは胸と腹の間に腹柄節(ふくへいせつ)という器官があります。
見比べてみてくださいね(^^