新聞で紹介されて、文庫本になるのを待っていた本です。
大名家の奥向きで踊りを披露する女性だけの「お狂言師」一座の歌吉が主人公です。
相弟子からの嫉妬に始まり、お吉は公儀隠密の手助けを請け負い、事件に巻き込まれていきます。

無条件に楽しめる内容です。話の展開も場面の説明も分かりやすく、お吉の師匠をはじめ登場人物がとても生き生きしています。聞き慣れない「お狂言師」という職業が中心のせいか、踊りの演目が文中に出てきますので、それを調べながら読むと一層楽しめます。