熊田千佳慕展

あれこれと

福岡の県立美術館で開催中の熊田千佳慕展に行ってきました。
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プチファーブルと言われるほどの画家です。昨年98歳で亡くなりました。
会場はそんなに人も多くなく、ゆっくりと見ることができました。
水彩画ですが、タッチは色鉛筆やペン画のようです。 リスの尻尾などは、もうワサッて触りたくなるくらいのリアリティがあります。 さらに絵でしっかりと同定できるんですね(w
タマオシコガネ(フンコロガシ)の前肢の附節が描かれていないように見えたのですが、 あれは結構小さいものだったんですね(^^;
ハチの胸部形態もしっかりとしたもので、よく見たな~というのが印象です。
絵を習っている年配の方が結構見に来ておられて、「フンコロガシとセンチコガネが同じ(種)だろう」とかハナムグリを見てコガネムシとかいう会話を聞くたびに、突っ込みたくなるのは職業病に近いかも(^^;
写真の表紙ですが、モンシロチョウに似ていますが幼虫が違うんです。
実は北海道にいるオオモンシロチョウ(外来種)なんです。この辺にはいないはずです。 大型哺乳類の絵もありましたが、アップの絵に比べるとやはり全身像は物足りなさを感じました。
原因は毛ですね。毛の流れや質感がアップの絵だと生きてくるからだと思います。
図録になぜ三毛猫が寄り添っているのかというと・・・
床において撮影しようとしたら、寝そべってポーズをとったんです。
気に入ったのかなあ・・・、いいですよね。千佳慕おじいさん♪
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県美の芝生に生えていたヒナキキョウです。
今回のオチ 帰りに号外を貰いました。
その内容に思わずあきれた次第です・・・
せっかくいい気分だったのに~~~