稲刈り

さまざまなこと(旧)

ine

金木犀の香りのなかで、稲刈りをしました。天気は薄曇りで風があり、気温はそれほど高くありません。さわやかな気候です。コンバインが稲を刈るたびにキリギリスやカマキリが飛び立ちます。近くで巣を作るのか、カササギが4羽飛び回っています。稲を刈ったあとの畑に降り立って、カエルや虫を探しているようです。

夏の間に農薬をまく手伝いをしながら、気分が悪くなったことを、思い出しました。あの時も農薬に追い出される虫をツバメやトンボが捕っていました。
農薬や化学肥料に関しては、個々の認識の差があるように思います。肥えた土の田んぼでも、化学肥料をとにかくまかないといけない、虫が稲についていなくても農薬をまかないといけない、ということがあります。化学肥料をいれ過ぎると、土が硬くなってしまいます。ミミズも嫌うような土で作物は育つのでしょうか? 農薬もむやみにまいても意味がないと思うのです。多分ごく一部だけの状況だとは思いますが。
風に揺らぐ稲を見ながら、天候の変化にただ祈るしかなかった時代のことをふと考えました。本当は私達はもっと小さな存在だったはず・・・